本学大学院生が「2025年度日本農芸化学会北海道支部第1回学術講演会」において優秀発表賞を受賞
8月9日(土)、北海道大学で開催された「2025年度日本農芸化学会北海道支部 第1回学術講演会」において、本学大学院生の市川晴雪さん(博士後期課程 共創工学専攻2年、指導教員:陽川憲准教授)が優秀発表賞を受賞しました。
市川さんは、「シロイヌナズナ地上部への光照射はHY5の制御を介して根の重力屈性を促進する」という題目で発表を行いました。
地上の光がどのように地面の下で生育する植物の根の生育に影響をあたえているか不明な事が沢山あります。市川さんは本発表において、3Dプリンターで根のみを光から保護出来るアタッチメントを作成し、モデル植物であるシロイヌナズナを用いた研究を行いました。その結果、植物の地上部の光が当たると、暗闇の根がより重力方向へ曲がるようになることを報告しました。
また、地上部から地下部へと情報を伝えているであろうタンパク質も特定しました。これは今後、植物の地上部と地下部間での光情報のやりとりを研究する上で重要な発表であり、その内容が高い評価を受け、今回の受賞に至りました。